トネリコの樹の下で

物理と音楽と時々水泳。オペラに関する話題が中心です。

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ラインスドルフ盤『セビリアの理髪師』 (ロッシーニ)

①音盤情報
『セビリアの理髪師』(ロッシーニ作曲)

 アルマヴィーヴァ伯爵: チェザーレ・ヴァレッティ
 フィガロ: ロバート・メリル
 バルトロ: フェルナンド・コレナ
 バジリオ: ジュルジュ・トッツィ
 ロジーナ: ロバータ・ピーターズ 、他

 指揮: エリーヒ・ラインスドルフ
 メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団

あまりネットで情報が出てこないですが、そこまでマイナーな盤じゃない、はず。

②はじめに
n度目の鑑賞。
「ルネッサンス前の古いスタイルの演奏でしょ」と侮るなかれ、現代でも通用する名演です。

確かに歌手のスタイルは現代のロッシーニ歌手に比べれば古いし、ロジーナをソプラノがやってるしと色々あります。しかし、一方でヴァレッティが伯爵の大アリアを復活させていたりと新しさもある、興味深い録音です。

③指揮
まずラインスドルフの采配が冴えていると思います。ウキウキ感を保ちつつも、歌手にピタリと付けていますね。序曲を聞いてもらうだけでも、ロッシーニ的な活気を感じてもらえるでしょう。
なんかトライアングルがめっちゃ大きく聞こえたりと気になるところもありはしますけど(笑)。

④歌手
ピーターズ、ヴァレッティ、メリル、コレナ、トッツィとヴェルディもできちゃいそうな面子ですが、意外や意外、穴のない配役。キャラ違いもなく、全編楽しめます。
歌唱技術だけでなく演技も達者なピーターズ、力強いヴァレッティ、愉しそうな親方メリル、ブッファの大御所コレナ、にやついたバジリオを演ずるトッツィと大満足なもの。特にメリルとトッツィがお気に入りです。

全体的に細かい音符は怪しい箇所もありますが、貶すほどでもない印象。
特にヴァレッティは大変そう(^^;)。でも、装飾を省いたりフレージングで乗りきったりといい意味で“ごまかし”がうまくいっています。結構いいですよ、大アリア。

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ファーストチョイスに!...とは言いませんが、自信を持ってお勧めできる盤です^^。



((以上感想は素人耳による非常に個人的なものですのでご注意ください))
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コメント


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いや、これは僕もお気に入りのセビリャ!
一時代前の大スター割拠と言う意味では変わらないのにしんねりむっつりでおもしろくない(むしろ怖い)エレーデ盤に対して、なんでこんなに楽しいんだろうと思うぐらい(笑)

おっしゃるとおり結構無理矢理頑張ってる感はあるんだけど、ここでのヴァレッティはやはり記念碑的なものだと思うんだよね。大変そうではあるけど単に必死に歌いました以上のうまみのある歌になっているし。

Basilio | URL | 2016-02-29(Mon)08:57 [編集]


Re: タイトルなし

お返事遅れました~。

エレーデ盤はあのヴェルディっぽさを楽しむ謎の盤になってますからね笑
仰るとおりこっちのほうがずっとロッシーニっぽい!!

なんかしらないですけど大アリアいいんですよねぇ、うまみがあります。
この盤での彼の歌としては、(技術的には大アリアほどじゃない)登場のアリアよりも大アリアのほうがいい気がしてます。

とねりこ | URL | 2016-03-03(Thu)13:28 [編集]


わかるわかる!
それこそこの録音の一番の聴きどころといってもいいぐらいの出来になっていて、或意味ロッシーニの意図どおりの演奏になってるんだよね^^
しかし、ハイライト盤を観たら削られていて憤怒したw

Basilio | URL | 2016-03-04(Fri)09:32 [編集]


Re: タイトルなし

「やっぱこのアリアが無いと!!」と改めて思いました^^
そのハイライト盤は激怒ものですねww

とねりこ | URL | 2016-03-07(Mon)15:39 [編集]


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