トネリコの樹の下で

物理と音楽と時々水泳。オペラに関する話題が中心です。

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カラヤン盤:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』 (ワーグナー)

今年最後はこいつで。

①音盤情報
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(ワーグナー作曲)

 ハンス・ザックス: テオ・アダム
 フェイト・ポーグナー: カール・リッダーブッシュ
 シクストゥス・ベックメッサー: ジェレイント・エヴァンス
 フリッツ・コートナー: ゾルタン・ケレメン
 ヴァルター・フォン・シュトルツリング: ルネ・コロ
 ダーフィト: ペーター・シュライアー
 エーファ: ヘレン・ドナート
 マグダレーナ: ルート・ヘッセ
 夜警: クルト・モル

 ドレスデン国立歌劇場合唱団、ライプツィヒ放送合唱団、シュターツカペレ・ドレスデン
 指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン
 録音: 1970年、ドレスデン、ルカ教会、ステレオ(セッション)

参考にしたHMVはこちら

②はじめに
n回目の鑑賞。超有名盤。
勿論音質はよい。この心地よい響きは聖ルカ教会のおかげなんでしょうかねぇ。

この作品、色々な音盤を聞いてきましたしそれぞれの盤に好きなところはあります。が、総合点でこの盤がベストではないかと思っています。

③指揮・オケ
なんといってもカラヤンとSKD!!!。
この奥深くて中世的な響きに、私は実際に石造りの建物に囲まれているかのような錯覚を覚えます。
確かに実演での祝祭的な活気溢れる雰囲気ではありませんが、ニュルンベルクという都市に入り込めるという意味で、この演奏もまた真実味があるといえるでしょう。

私はカラヤンが録音したオペラのなかで、この盤が一番好きです。相変わらずの完成度に加え、ドレスデンの豊かな響きとワーグナーの音符を生かしきっているのが至高。

④歌手
アダム、コロ、シュライヤー、リッダーブッシュはマイベスト(のうちの一人)です。

アダムのザックスが希代の名唱。知性とダンディさを兼ね備え、表現の幅広い丁寧な歌。彼の老けすぎず若すぎないザックスが大好きです。
当時まだ新人だったコロ、若々しい声を聴かせてくれます。強烈な個性は出していませんが、輝かしい声で歌われる騎士様に惚れます。
若きシュライヤーも巧いし旨い。リッダーブッシュも豊かな声によるリッチパパ。

ドナートはワーグナーには随分細い声ですが、可憐でピチピチですし内容も伴った良き歌唱だと思います。
エヴァンスのベックメッサーは「嫌味なオジサン」。やり過ぎなきらいが多分にあり、以前は嫌いでした。しかし最近になって、「こういう道化な役作りもありだろうし、その方面では名演なのだろう」と思うに至りました(笑)。
この人は好き嫌いが分かれるでしょう。かく言う私も「端正な」市書記さんのほうが好みです。

その他脇役もよい。コートナーがやたら元気だった印象。フォルツには東独の名脇バス、フォーゲルの名前がありますし、夜警にはモルも名を連ねています。
合唱も精度よし、迫力よし。

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世評の高さにも大賛成の名盤です。



((以上感想は素人耳による非常に個人的なものですのでご注意ください))
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