トネリコの樹の下で

物理と音楽と時々水泳。オペラに関する話題が中心です。

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ベーム('76)盤:『ナクソス島のアリアドネ』 (R.シュトラウス)

お久しぶりとなってしまいました。

①音盤情報
『ナクソス島のアリアドネ』(R.シュトラウス作曲)

 アリアドネ,プリマドンナ: グンドゥラ・ヤノヴィッツ
 バッカス,テノール歌手: ジェイムズ・キング
 ツェルビネッタ: エディタ・グルベローヴァ
 作曲家: アグネス・バルツァ
 音楽教師: ワルター・ベリー
 執事長: エーリヒ・クンツ
 舞踏教師: ハインツ・ツェドニク
 かつら師: ゲオルク・ティヒ
 ハレルキン: バリー・マクダニエル
 スカラムッチョ: クルト・エクヴィルツ
 トルファルディン: マンフレート・ユングヴィルト
 ブリゲッラ: ゲルハルト・ウンガー
 水のニンフ: ヒルダ・デ・グローテ
 木のニンフ: アクセル・ガル
 こだま: ソーナ・ガザリアン 、ほか

 ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
 指揮: カール・ベーム
 録音:1976年11月20日、ウィーン、ステレオ(ライブ)

HMVはこちらとなってます。

②はじめに
2回目の鑑賞。
本作マイベスト盤です。ケンペ盤と並ぶ決定盤でしょう。

この作品を愛し、多くの映像・録音を遺しているベームによる晩年の録音。
グルベローヴァの名を一躍有名にしたプロダクションとして有名で、大アリアのあとの拍手からも当時の熱狂ぶりが伺えます。たぶん拍手長すぎて編集でカットしてますねww。

やや残響の大きな音となっていますが聞きやすく、ライブとしては高品質と言えるでしょう。

③指揮・オケ
ベームの『アリアドネ』は'44盤、ライブ映像盤、オペラ映画盤と聴いてきました。DG盤2つがまだなので早く聞きます(笑)。
安直なですが、モーツァルトを得意としR.シュトラウスに精通した独墺の巨匠ベームこそ、この作品にふさわしい。演奏も楽譜を知り尽くしたザッツ・スタンダード、ザッツ・シュトラウス。

各オケよいところはあるでしょうが、この作品はウィーンがいいですね。少人数オケだからこそウィーンの響きが際立ちます。

④歌手
歌手も完璧。本当にパーフェクト。主要キャスト全員がマイベスト。

若きバルツァとグルベローヴァはノリノリな歌唱。一方ベテランのヤノヴィッツとキングも負けじと絶唱。これにクンツ&ベリー&ツェドニクら無敵脇役艦隊がついてきて、お腹いっぱいごちそうさまww。

バルツァの情熱的でドラマティックな作曲家は、レヴァイン盤もよかったけどライブもよい。
ヤノヴィッツやキングはそれぞれ当たり役でかつベストな歌唱。前者はやはりライブの方がナチュラルかつ情感深くてよく、キングは超カッチョエエ声がたまらん。2人とも安定感とライブ感が絶妙。
舞踏教師のツェドニクは、巧さ・声の良さとともに舞踏教師に付いた譜面のオイシさも再確認させてくれる名唱。ベリーは数々の録音が残る当たり役、第一声から作品に引き込んでくれます。クンツの執事長も悪いわけなかろう。舞踏一座からニンフに至るまで隙がありません。

そしてそして、会場を熱狂させたグルベローヴァ!! 気合い入りまくりで、大アリアも絶唱。技巧的には後年の方が安定しているとは思いますが、ここでの声の若々しさ・魅力的なキャラクター・存在感は素晴らしい。
シュトライヒもゲスティもグリストもバトルもデセイも魅力的ですが、やはりツェルビネッタはグルベローヴァだなぁ。

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ここまで完璧な内容のライブ録音も珍しい、という第一印象です。
当作のファンには必聴の盤だといえると思います!!



((以上感想は素人耳による非常に個人的なものですのでご注意ください))
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