トネリコの樹の下で

物理と音楽と時々水泳。オペラに関する話題が中心です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

スティードリー('56)盤:『運命の力』 (ヴェルディ)

今回は同じ作品を連続で。

①音盤情報
『運命の力』(ヴェルディ作曲)

 ドンナ・レオノーラ: ジンカ・ミラノフ
 プレチオシルラ: ロザリンド・エリアス
 ドン・アルヴァ―ロ: リチャード・タッカー
 ドン・カルロ: レナード・ウォーレン
 グァルディアーノ神父: チェーザレ・シエピ
 フラ・メリトーネ: フェルナンド・コレナ 、他

 メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
 指揮: フリッツ・スティードリー
 録音: 1956年3月17日、ニューヨーク、モノラル(ライヴ)

いつも通り、HMVのこちらを参照しました。

②はじめに
2回目の鑑賞。
“1幕→序曲”Ver.で、カットは大まかに2幕1場とRataplan。ネームバリューのある歌手の役が優遇された感じでしょうか...。

それにしてもいつ聞いても後ろ向きなオペラですよね(笑)。1幕時点から主人公たちの時が止まってるというか。

③指揮・オケ
やたらこの演目の音源の多いスティードリー、手慣れたものです。煽りは少ないですがヴェルディの熱さを保った指揮。
音質の都合から管弦楽は不利ですが、序曲は十分楽しめました。個人的には1幕→序曲の順番の方が好みです。

④歌手
ミラノフが絶好調。芳醇な声とでもいうんでしょうか、うまみと重みがある声でありながら高音もバッチリ。濃い表現はありませんが、その声と集中の切れない歌唱で引き込まれます。特に“Pace...”は最高でした。
お相手のタッカーも好調なようで、さすがはまり役。ベルベットボイスに加え強靭な体力・伸びる高音がぴったり。彼特有の泣き節もアルヴァーロとしてはプラスに働きます。

ウォーレンもはまり役、溢れ出る声による不器用なカルロ像です。お得意の高音もしびれます。
しかしここでは好調な上の2人に比べると声が飛んでなかったかもしれません...。登場アリアがカットなのもちょっと残念。

シエピとコレナの修道院組も実によい。二人のコントラストがありますし、特にシエピのは当役のベストでしょう。美声でじっくり語る姿は実に説得力があります。
エアリスのプレジオジッラは密かに期待していたのですが、2幕1場とRataplanのカットにより出番がほぼ無し(^^;;)。残念ですね。

-----

実にウジウジしたストーリーですが、聞きどころの多い作品だと思います。カットが若干残念ですが、その歌唱は決して古びたものではないでしょう。



((以上感想は素人耳による非常に個人的なものですのでご注意ください))

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。