トネリコの樹の下で

物理と音楽と時々水泳。オペラに関する話題が中心です。

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カラヤン('79)盤『ドン・カルロ』 (ヴェルディ)

つい2週間前に発売された最新盤を。

①音盤情報
『ドン・カルロ』(ヴェルディ作曲)

 ドン・カルロ: ホセ・カレーラス
 エリザベッタ: ミレッラ・フレーニ
 フィリッポ2世: ルッジェーロ・ライモンディ
 ロドリーゴ: ピエロ・カプッチッリ
 エボリ公女: アグネス・バルツァ
 大審問官: マッティ・サルミネン
 修道士: ルイジ・ローニ
 テバルド: マリョン・ランブリクス
 レルマ伯爵: エヴァルト・アイヒベルガー
 国王の布告者: トマス・モーザー
 天の声: エディタ・グルベローヴァ

 ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
 指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン
 録音:1979年5月6日、ウィーン国立歌劇場、ステレオ

HMVのページはこちら

②はじめに
もちろん当盤初聴、だけどリピートして2回聴いてしまった。四幕伊語版。
音そのものは結構よくて同年代のアバドの77年ライブ盤よりもノイズは少なく解像度も高い。ただミキシングというのか編集というのかのせいで、特に合唱が分解ぎみに聞こえる。録音周辺に詳しくはないのですが...。

この3月末発売の最新盤です。カラヤンの正規録音と多くのメンツが被っていますね。こちらはライブなので全体的に表現が大きく、白熱しております。

③指揮・オケ
カラヤンが最も得意としたヴェルディ作品は、たぶんこいつでしょうか。『トロヴァトーレ』とかでは重く聞こえる棒もこの作品では違和感ありません。
例えば異端尋問の場はカラヤンを聞いてしまうと他が物足りなくなってしまう。

オケがスタジオ録音のBPhではなくWPhであるのも大きいところ。前者もそれはそれでいいのですが、パワフルに鳴らしても重くならないWPhは魅力。前半は細かいところがちょこちょこ怪しかったりしましたが、そのうち気にならなくなりました。

④歌手
カレーラスが好調、なんか凄く気合い入ってますね。4幕版なので見せ場少なめなのですが、それでも尚主役の存在感あり、さすが十八番。
フレーニとカプッチッリも相変わらず素晴らしい。ほんと「いつも通り素晴らしい」という言葉がぴったり。

そしてバルツァがよいよい。女性的なエボリとでも言うんでしょうか。美貌のアリアなんて超熱演。あれだけ狂ってなおふでぶてしくならないのがスゴい。
R.ライモンディは意外に味付けが濃い。悪役よりな声作りが気にはなりますが、好演ではないかと。声が壮年ぐらいなので、カプッチッリと並ぶと同年代ぐらいに聞こえてしまうのは少し問題。アリアもよいですが、その後のほうがよかったか。
サルミネンの鋭く冷ための声がまたすばらしく、2重唱ド迫力。役の音域が広いのはちょっと大変そう。

ローニの僧侶が初っぱなからとてもよく、いきなり大審問官がでたかと思った。天の声にグルベローヴァは豪華なんだが、これはさすがに目立ちすぎじゃ(笑)。

前述の録音のせいか合唱はバラけぎみ。特に異端尋問の場の女声合唱は大いに気になりました。

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話題の最新盤、前評判を裏切らない音盤でした。ライブ盤としては1位2位を争う録音だと思います(^^)。



((以上感想は素人耳による非常に個人的なものですのでご注意ください))
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