トネリコの樹の下で

物理と音楽と時々水泳。オペラに関する話題が中心です。

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シノーポリ盤:『ナクソス島のアリアドネ』 (R.シュトラウス)

今の内に宣言しておきますが、ここに書いた音盤を再度聞いた場合は感想を加筆していく予定です。細かい修正はこっそりやりますが、大きな修正・加筆は前後が分かるようにすると思います。

①音盤情報
『ナクソス島のアリアドネ』 (R.シュトラウス作曲)

 プリマドンナ/アリアドネ: デボラ・ヴォイト
 作曲家: アンネ・ゾフィー・フォン・オッター
 ツェルビネッタ: ナタリー・デセイ
 テノール歌手/バッカス: ベン・ヘップナー
 音楽教師: アルベルト・ドーハン
 舞踏教師: ロムアルド・ペックネイ 、他
 
 ドレスデン国立歌劇場合唱団
 シュターツカペレ・ドレスデン
 指揮: ジュセッペ・シノーポリ
 2001年録音 by DG
 
参照したHMVページはこちら。脇役が超多いので全員書くのは諦めました...。

②はじめに
3度目の鑑賞。シノーポリ最後の録音として有名ですね。これと同じヴォイトとデセイのレヴァイン映像盤アリアドネがあるようですがそちらは未聴です。

現在大物な歌手たちがまだ若手だったころの録音、という感じ(フォン・オッターは既にベテランだったでしょうが)。録音も新しいのでいいですね。

③指揮・オケ
ビックネームが揃ってますが一番の聴きどころはシノーポリとSKDだと思います。もともとSKDの音色が好きなのですが、ここでは少人数編成ながらシノーポリの棒のもとで雄弁な音を響かせてて非常に楽しめました。特にオペラ部分後半の長大な二重唱の伴奏部なんてとても36人の音とは思えません。
録音の新しさもあいまって、オケを楽しむにはかなりいい盤といえるでしょうね。

④歌手
ビックネームが揃っているのですが、思いのほか「ちゃきちゃき」してなくて大人しい印象。ゆっくり腰を据えて聴くにはいいですが、もっと活気がある方が好みですかね。

フォン・オッターの作曲家はさすがなんですが、もっとできたのではとも思ってしまいます。この役の若さゆえか陶酔的で思いこみ激しい(私見)を、もっとロマンティックに歌ってほしかったなぁ。

デセイについても、その技術と声は素晴らしくこれぞ現代の第一人者という感じなのですが、もっと「ちゃきちゃき」やって欲しかったな、と。彼女なら絶対出来たはずなのに...。一方で女性的でたおやかなツェルビネッタになっているとも言えて、まぁ好みの問題な気もします。
また調子の悪かった頃という先入観があってか、超ハイレベルな歌唱の中にも「彼女のベストではないかな」と思う箇所もあります。(例えば大アリアはアリア集の歌唱の方が好みです)。
是非前述のライブ映像盤を観てみたいところ。

タイトルロールのヴォイト、以前聴いたブリュンヒルデはいまいちに感じたのですが、ここでの歌唱はなかなか。
ヘップナーのバッカスも素晴らしい歌唱ですね。ただちょっと大人びてて「若々しい神さま」という感じではないかも。

ドーメン以下脇も固まってます。特にあの3人の精たちがなかなかによく、特に一番声域の高い水の精のホスフェルドの声が瑞々しくて魅力的でした。舞踏一座のみなさんは前述の通り他盤よりは若干大人しい気がするけど、やっぱお上手。

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シノーポリ&SKDを聴く方、現代の名歌手を腰を据えて楽しみたい方にはオススメ。



((以上感想は素人耳による非常に個人的なものですのでご注意ください))
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