トネリコの樹の下で

物理と音楽と時々水泳。オペラに関する話題が中心です。

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パタネ独語抜粋盤:『ファウスト』(グノー)

①音盤情報
『ファウスト(マルガレーテ)』 より抜粋 (グノー作曲)

 ファウスト: ニコライ・ゲッダ
 メフィストフェレス: クルト・モル
 ヴァランタン: ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
 マルガレーテ: エッダ・モーザー
 シーベル: ウッラ・グレーネヴォルト

 指揮: ジュゼッペ・パタネ
 RIAS室内合唱団、ベルリン放送交響楽団
 1974年発売

なお、本CDの最後には
 指揮: ウィルヘルム・シュヒター、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団
によるファウストのバレエ音楽が挿入されています。これだけはモノラルです。

情報はNaxosさんより。

②はじめに
独語による『ファウスト』の抜粋版。当作は独語では『マルガレーテ(Margalethe)』と呼ばれます。
内容が内容だけあってドイツでも人気だったようで、独語での録音も複数でている作品です。
抜粋されている曲はリンクに飛んでいただければ分かりますが、聴き所はほぼ入っています。ただ3幕のマルト関係の場面はありません。

独語オペラのスペシャリストたちによる歌唱を楽しむ音盤でしょう。
声の残響に手を加えている感もありますが、別に悪くは働いていません。

③指揮・オケ
基本、声が優先な録音ですので(たぶん)、テンポ遅めで、歌いやすいように演奏しているという印象。
全曲をこの感じでやると過度にベタベタで聞き疲れるでしょうが、抜粋版だしよいかなと。
一方で、最終場面などで緊張感が足りない場面が散見されるのも抜粋盤ゆえの悲しさ哉。

ちなみに管弦楽という意味でしたら最後についているバレエ音楽が一番よかったです。

④歌手
ゲッダは独語でも最良のファウストを聞かせてくれます。
特に高音は絶品で、有名なアリアで聞ける最高音の美しさは麻薬的な中毒性があります。
F=Dのヴァランタンも聞きもので、彼の美声を堪能できます。堅物な感じがキャラにもあっているような。

ここでのモルはちょいとイマイチ。冒頭の1幕重唱、2幕のアリアは期待したほどでもなく、高音もきつそう。
一方4幕のセレナーデは、名手らしい言葉裁き・音符裁きを堪能できる素晴らしい出来でした。(ややオックス男爵っぽいですが笑)。
モーザーも歌自体は悪くない、まぁアリアはやや歌い慣れてない感ありますが。ただ終幕の重唱はちょっと緊張感が足りない気もします。
合唱もきれいに歌っていてGood。
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名歌手をグノーの旋律で聞くことが出来るといういみで、貴重な盤です。


((以上感想は素人耳による非常に個人的なものですのでご注意ください))
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